同じレベルで、同じ内容の情報を共有しましょう


小さな村倶楽部のスローフード運動

2013年04月16日 19:17

小さな村倶楽部のスローフード運動

この運動は1980年代に、最初にイタリアで広まった。

30年ほど前、当時急激に氾濫しだしたファーストフードの拡大に危機感を募らせた市民達が、伝統的な食文化や安全な食材を守ろうと立ち上がった。

日本では、2004年、市町村合併の道を選ばずに自立を目指した福島県飯館村の村長がこの運動に影響されて「スローライフ運動(自然と共生し、ゆったりと暮らす)」を進めようとしたが、なかなか村民達に理解されなかった。村職員からの「までいライフ」に置き換えたらとの提言で、「までい」が村の10年計画のスローガンとなった。以後、自然と共生し、農業を大切にした安心・安全の村造りが進められている。

お茶を出すときに両手(までい)で「どうぞ」と差し出すのがマナーのある出し方ということで、方言である「までい」には、丁寧に念入りに手間暇惜しまずに心を込めてつつましく、という深い意味があるという。この「までいに暮らす」運動は原発事故直前まで実を結びながら前進していたという。近日中にも飯館村を訪問して、この「までい」を話題に知恵を貰ってきたいと思っている。

方言には意味深い言葉がたくさんある。

さあ、「スローライフ」でも「までいライフ」のどちらでもいい、「小さな村倶楽部」を起点として、この意味合いと心意気を伝えながら進みたい。

そこで、この「小さな村倶楽部」は、どう進めたらよいのか、アイディアが欲しい。

提案してください、応援してください。   足柄金次郎

—————

戻る