農業はアート

農業はアート

手でイチジクを縦に二つに割ると柔らかいのが分かると同時に恥ずかしそうなピンク色が並んでいる。これは果肉ではなく花だという。ガブッと食べるのがもったいない感じだ。

それでも皮ごとガブッと食べるのが僕の常だ。イチジクの皮は柔らくて向きにくいのと、こんな柔らかな皮を、栄養価高い皮をむく必要があるのか、一緒に食べても何の違和感もない。いつもイチジクってなんて優しい味だろうと思って食べている。

　これから育てるであろうイチジク、ちゃんと育ててやりたい。誰にも好まれるイチジクに。まるで我が子のようだ。

　イチジク苑ではその端っこで良いがガーデニング様のスタイルで良いから各種野菜にチャレンジしたい。その野菜で食卓を飾り、デザートはイチジクだ。

　今考える小さな幸せ、小さな希望、小さな夢。